当社は公共工事を主体に土木･建設業を経営していましたが、年々採算は悪化し、収益体質の強化が課題となっていました。
そこで取引のあるしんきんの支店長に相談し、建設業界に精通した中小企業診断士、税理士等の専門家にもアドバイスをいただきながら、カメラ検査技術を活かした新事業開発及び新たなビジネスモデルの構築へ向け総合的な支援に取組みました。
自社ホームページの作成や新事業の営業ターゲットの抽出、具体的に事業化するためのステップ等についてアドバイスをいただき、新規事業の目標を盛り込んだ経営改善計画の策定を支援していただき、今後の方向性や目指すべき目標が明確になりました。

当初、資金繰り表の作成もできない状況にあったため、サブメインである飯田信用金庫に相談し、外部機関より税理士を派遣していただき、 直ちに資金繰りの作成に取り掛かると同時に、部門別、取引個社別の採算状況の把握を実施して問題点の把握を行っていただきました。メイン取引先からの受注は採算割れであり、単価見直し交渉を行うも難しい状況で、まずは財務の見直しを行なうことになりました。
財務面は明らかに債務過多の状況にあり、このままでは返済源確保が出来ないことが明白であったため、飯田信用金庫より資産の売却による債務圧縮を提案していただきました。当初は迷いがありましたが、深刻な事態であることがよく分かり、資産の売却を実施し債務の圧縮を図りました。 その結果、中期経営改善計画書を策定することができました。